米国務省、流出メールは非機密 約6万通、機密システム被害なし

 【ワシントン共同】米国務省のミラー報道官は28日の記者会見で、中国のハッカー集団が米政府のメールアカウントを攻撃した事件で、国務省から約6万通のメールが不正流出したことを認めた。機密システムはハッキング被害に遭っておらず、流出したメールは機密扱いではなかったと説明した。

 ロイター通信によると、国務省の10のメールアカウントが被害に遭い、うち九つは東アジア・太平洋局の職員のものだった。

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