全日制85校1分校で募集 特色選抜、63校1分校 来春県立高入試

茨城県庁=水戸市笠原町

茨城県教委は28日、来春の県立高校入学者選抜実施細則を発表した。全日制が85校1分校150学科、定時制が13校22学科で一般入試を行う。体育や芸術など特定分野で優れた生徒を対象とする特色選抜は全体の7割の63校1分校で実施する。

一般入試の全日制は、今春入試と比べ1校1学科減となった。勝田中等教育学校の3年生が4年生に進級し、勝田高の一般入試が行われないことが理由。定時制に変更はない。

特色選抜の実施校は今春と変わらず、全日制で63校1分校107学科、定時制はIT未来の1校2学科となっている。

各校の特色選抜の配分は、募集定員の6~10%が最多の38学科で全体の3割を占める。次いで11~15%が31学科、21~25%が12学科と続く。中央の普通科スポーツ科学コース、つくばサイエンスの科学技術科、IT未来のIT科午前、午後の3校4学科は50%となっている。

県立高の学力検査は、これまでよりも約1週間早めて2月28日に行う。県教委は、感染症などに配慮した追検査導入により、高校入学までの準備期間が短くなっているとして日程を早めた。県立高一般入試の出願期間は2月7~9日。特色選抜や連携型中高一貫教育校などの面接は同29日、合格者発表は3月12日。

これまで5日だった学力検査と追検査の間隔を7日以上空けたため、新型コロナウイルスに感染した受験生も回復後、追検査が受けられる。

県教委は細則をホームページ
(https://kyoiku.pref.ibaraki.jp/gakko/nyushi/highschool/page-26505/)で公開している。

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