9月の東京物価、2.5%上昇 伸び鈍化、電気ガス代の下落影響

 総務省が29日発表した9月の東京都区部の生鮮食品を除く消費者物価指数(中旬速報値、2020年=100)は前年同月比2.5%上昇の105.2だった。伸び率は3カ月連続で鈍化した。食料の値上げは続いたが、電気代や都市ガス代の下落が影響した。

 物価指数が前年同月を上回るのは25カ月連続。品目別では、生鮮食品を除く食料が前年同月に比べ8.5%上がった。原材料費や輸送費の上昇を販売価格に転嫁する動きが続いた。宿泊料は18.0%上昇した。

 電気や都市ガスなどを含むエネルギーは18.7%低下した。

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