水戸駅の提灯ともる JR、茨城DC合わせ

点灯された水戸駅改札前のモニュメント=水戸市宮町

JR東日本水戸支社は28日、10月1日開幕の大型観光企画「茨城デスティネーションキャンペーン(DC)」に合わせ、茨城県水戸市宮町のJR水戸駅改札前に設けた大型モニュメントの提灯(ちょうちん)を点灯させた。同日午後7時過ぎ、天井からつるされたモニュメントの提灯の明かりがともされると群衆から歓声と拍手が上がった。

デザインイメージは「偕楽園の梅」。水戸の伝統工芸「水府提灯」と「やなかの桶(おけ)」を組み合わせたもので、提灯18個、桶27個が付いている。使われた桶は酢飯を混ぜるすし桶で、中に紅梅と白梅の絵が描かれた。モニュメント真下の床には、梅をモチーフにしたデザインの笠間焼と稲田石のタイルが敷かれている。

企画、設計、施工を担当した同支社水戸建築設備技術センターの広瀬拓哉さん(28)は「茨城DCで来てくれた人に水戸の文化に触れてもらいたかった。待ち合わせ場所に使ってほしい」と語った。

DCはJRグループ6社や自治体などが連携して誘客を図る国内最大規模の観光キャンペーン。茨城DCは10~12月に「アウトドア」「食」「新たな旅のスタイル」をテーマに開催される。

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