プロ野球阪神タイガースの18年ぶりのリーグ優勝を記念し、阪神電気鉄道(大阪市)は29日、特別編成の電車の運行を阪神本線と神戸高速線で始めた。普段は武庫川線(武庫川-武庫川団地前)を走る「タイガース号」と「甲子園号」を連結した。10月1日までの3日間限定。
各号2両ずつの4両1編成で、普通電車として大阪梅田-高速神戸間を1日10~11本走る。車内の中づり広告とドア横を優勝記念ポスター約130枚で埋め尽くし、優勝を実現させた応援への感謝を表現した。
タイガース号はチームカラーの黄色と黒を基調とした外観で、内装はユニホームの縦じまをイメージしている。甲子園号の外装は球場のツタや芝、白線を想起させる色合いで、車内の床にはバッターボックスやホームベースなどを描いている。ともに2020年から武庫川線を走っている。(大島光貴)