大統領候補殺害の情報に懸賞金 エクアドル、米国が7億円

 【ワシントン共同】米国務省は28日、南米エクアドルで大統領選の候補者が選挙運動中に殺害された事件を巡り、首謀者らの逮捕につながる情報に、最大で500万ドル(約7億5千万円)の懸賞金を出すと発表した。エクアドル側がFBIに協力を要請していた。

 殺害されたのは麻薬組織との闘いを宣言していた国会議員のビジャビセンシオ氏。8月9日、首都キトでの集会後に武装グループに撃たれ死亡した。エクアドル警察は6人のコロンビア人容疑者を逮捕。殺害計画のため、コロンビアで組織されたグループの一員とみられている。

 国務省はグループの幹部につながる情報に、最大100万ドルの懸賞金を出すとも発表した。

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