栃木県下4社を買収 茨城乳配 輸送分野の拡充狙う

茨城乳配(本社=茨城県水戸市、吉川国之社長)は15日、栃木県下の物流会社、SBSなど関連企業4社を買収することを決めた。
 被買収企業は、SBS(本社=栃木県宇都宮市)、陽北運送(同鹿沼市)、S‐PRO(同鹿沼市)、林自動車(同宇都宮市)で、各社代表を努める滝田守社長は、引き続き代表としてグループの経営に参画する。
、SBSは、大手路線の基幹輸送をメインに、社員数40人、車両数35台を有す。また、陽北運送は2019(令和元)年にSBSが買収し、S-PROは、2017(平成29)年にグループ化した。
 茨城乳配では、「創造と挑戦によって、地域社会の未来を支え続ける」という理念の下、北関東エリアにおける保冷輸送の地位を確立させてきた。
 同社では、吉川、滝田両氏の事業理念とビジョンが合致したことで、資本提携が実現。さらなる輸送の拡充を狙うとともに事業拡大の一歩となった。
 19日、資本提携の成果や将来ビジョンについて社員向け方針発表会を鹿沼市内の「とちぎ流通センター協同組合連合会館」で開いた。事業収益は、買収した4社合計で10億超を見込む。

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