重賞連勝中でも⑬ジャスパークローネは苦しい!? ⑪番枠より外は苦戦傾向【スプリンターズS】競馬初心者講座講師:長谷川雄啓の過去9年データ分析!

スプリンターズS(日曜・中山)

秋のGⅠシーズン開幕戦。芝1200m戦、GⅠ。

新潟で行われた14年を除く、データは過去9回です。

1番人気は〔501〕、2番人気は〔130〕、3番人気は〔220〕。

6番人気以下〔137〕、2ケタ人気馬〔024〕。

馬連3ケタ3回に、万馬券1本。

9回のうち8回で、1~3番人気が優勝。

その一方で、7番人気以下の馬が馬券に絡まなかったのも1回だけ。

特に3着には、7番人気以下が7頭も来ています。

ステップレースを見ていきましょう。

最も好相性なのが、セントウルS組で〔542〕。連対9頭は3番人気以内で4着までの馬。3着の2頭は5着と7着の馬でした。

安田記念から〔211〕。人気、着順は不問。

高松宮記念から〔010〕。2着馬。

ヴィクトリアマイルから〔010〕。3番人気11着馬。

北九州記念から〔111〕。人気、着順は不問。

CBC賞から〔100〕。勝ち馬。

キーンランドCから〔013〕。4着以内の馬。

OPの朱鷺Sから〔001〕。1番人気1着馬。

パラダイスSから〔001〕。1番人気5着馬です。

馬券圏内27頭の中で、前走で掲示板をはずしていたのは5頭だけ。このうち4頭は前々走で掲示板を確保していました。

例外は22年勝ったジャンダルムのみです。

連対18頭中、17頭に重賞勝ちがあり、残る1頭にも芝1200mの重賞2着がありました(18年2着ラブカンプー)。

その17頭の重賞勝ち馬のうち、芝1200mの重賞勝ち馬は13頭。

3頭は、同年の高松宮記念2着馬(16年2着ミッキーアイル、17年2着レッツゴードンキ、20年優勝グランアレグリア)。

残る1頭は、同年の芝1200mの重賞に2着が2回ありました(21年優勝ピクシーナイト)。

勝ち馬9頭すべてに同年の重賞勝ちがあり、中山芝で2戦以上して勝ちがない馬の優勝はありません。

牝馬は〔244〕。

逃げ馬は2着まで。

年齢別で見ると、3歳〔121〕、4歳〔233〕、5歳〔331〕、6歳〔203〕、7歳〔111〕。

まんべんなくのイメージでしょうか。

なお、勝ち馬9頭中8頭までが、馬番2~10番の馬。もう1頭は13番枠。

4番人気以下で2ケタ馬番だった馬は、3着に1頭いるだけです。

内枠有利を、少し頭の中に置いておきたいところです。

※〔 〕の中は、1着、2着、3着の回数です。

【初出】
長谷川雄啓ブログ『馬とおしゃべりと音楽と映画』

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