日通・鉄道コンテナ 大雨影響で取扱い打撃 九州地区は4割減に

8日発表した日本通運(堀切智社長)の7月分鉄道コンテナ取り扱い実績によると、7地区すべてにおいて前年に比べ大幅に減少したことが分かった。取り扱い個数は前年同月比16・3%減の10万4436個。約2万個が減少した。
 その理由は、6月下旬からの梅雨前線で大雨影響による取り扱い個数落ち込みによるもの。広島、山口および九州ではこの大雨で山陽線が不通となる輸送障害が発生。また、北陸や秋田地区では記録的な大雨影響で前年実績より減少した。
 各地区でみると、特に九州地区では42・8%減と大きく減少した。返回送パレットや機器関連といった品目が減少。中部地区は機器関連の取り扱いが減少し20・1%減。
 そのほか、北海道地区では食料工業品、東北地区は米・返回送パレット、首都圏地区は清涼飲料水・化学工業品、関西地区は金属製品・機器関連、中国四国地区は化学薬品や紙・パルプがそれぞれ減少している。

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