ターコイズブルーの海に育まれた母と娘の絆の物語 「ブルーバック あの海を見ていた」予告

2023年12月29日より劇場公開される、オーストラリアの作家ティム・ウィントンのベストセラー小説を映画化した「ブルーバック あの海を見ていた」の、日本版予告編が公開された。

日本版予告編は、ミア・ワシコウスカ演じる海洋生物学者のアビーが柔らかな表情で海を見つめる姿がとらえられ、ターコイズブルーの景色へと広がる。そして、幼いアビーが「ブルーバック」と名づけた巨大な青い魚と海中で戯れる美しいシーンが続く。久しぶりに戻った故郷で少女時代に思いを馳せるアビー。中盤以降は、リゾート化計画の工事に猛反対し、抗議運動の先頭にたつ母ドラのたくましい姿や密漁者に立ち向かうアビーが描かれ、ブルーバックにも危険が迫っている様子が描かれている。

「ブルーバック あの海を見ていた」は、ターコイズブルーの海に育まれた母と娘の絆の物語を、環境保護のメッセージをこめて描いた作品。若き海洋生物学者のアビー・ジャクソンは、母親ドラが脳卒中で倒れたとの知らせを受け、故郷である西オーストラリアの海辺の町ロングボート・ベイに帰ってくる。幸いにも症状は軽く退院したドラは、美しい海を一望できる高台の自宅に戻るが、言葉をまったく発しなくなっていた。そんなドラを世話するため、しばらく実家にとどまることにしたアビーの脳裏に、いつも母と一緒だった少女時代の記憶がよみがえる。

監督を務めたのは、「渇きと偽り」のロバート・コノリー。アビーを演じるのは、「アリス・イン・ワンダーランド」「キッズ・オールライト」のほか、ジム・ジャームッシュ、パク・チャヌク、デヴィッド・クローネンバーグ、ギレルモ・デル・トロといった名だたる監督作品に出演してきたミア・ワシコウスカ。「メリンダとメリンダ」「サイレント・ヒル」のラダ・ミッチェルが母ドラ役を務め、エリック・バナが母子と心を通わせる漁師マッカ役で登場する。さらに8歳と15歳のアビーをアリエル・ドノヒューとイルサ・フォグが演じている。

【作品情報】
ブルーバック あの海を見ていた
2023年12月29日(金)、YEBISU GARDEN CINEMA、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開
配給:エスパース・サロウ
©2022 ARENAMEDIA PTY LTD, SCREENWEST (AUSTRALIA) LTD AND SCREEN AUSTRALIA

© 合同会社シングルライン