岡山県は29日、岡山桃太郎空港(岡山市北区日応寺)発着の上海線が10月29日の冬ダイヤから増便され、週3往復になると発表した。運航する中国東方航空がインバウンド(訪日客)需要の回復が見込めるとして判断したという。
同空港発着の上海線は新型コロナウイルス禍で2020年2月から休止していたが、同社が今年8月に週2往復で運航を再開。コロナ禍前は週7往復で運航されており、岡山県が好調な搭乗率を踏まえて増便を働きかけていた。増便後は月、水、金曜の発着となる。
岡山桃太郎空港の国際線定期便はコロナ禍で台北、上海、ソウル、香港の全4路線が運休となったものの、台北を含む2路線が再開し、ソウル線も冬ダイヤからの復活が決まっている。県は残る香港線の再開に向け、運航会社と協議を続けている。