今夜は中秋の名月 広くお月見日和 残暑はおさまらず真夏日続出 熱中症対策を

29日(金)夜9時の雨と雲の予想(ウェザーマップ)

きょう29日(金)の午後は、広い範囲で晴れて、今夜は中秋の名月を楽しめそうだ。
 ただ、関東甲信や静岡、四国では夕方から一部でにわか雨があり、沖縄も雨が降りやすい見込み。残暑はおさまらず、関東から西の太平洋側を中心に30℃以上の真夏日が続出しそうだ。

北陸から北は天気が回復 広くお月見日和に

29日(金)~30日(土)の時系列予報(ウェザーマップ)

 きょう(金)の午後は、午前中に北陸から北の日本海側を中心に降っていた雨の範囲は次第に狭まり、広く晴れる見込み。ただ、関東甲信や静岡、四国では、夕方以降、にわか雨の所がありそうだ。関東は北部や山沿いが中心になる見通し。沖縄も、雨が降ったりやんだりになりそうだ。

29日(金)夜の予想天気分布(ウェザーマップ)

 きょう(金)は、「満月の中秋の名月」になる。今夜は、広い範囲でお月見を楽しめる見込み。にわか雨がある関東や東海、西日本の太平洋側では、雲が広がる可能性があるが、雲の切れ間からみられるチャンスがありそうだ。なお、次に「満月の中秋の名月」を楽しめるのは7年後の2030年になる。

続く残暑 熱中症対策を

29日(金)午前11時までの最高気温と予想最高気温

 まだ残暑が続く。午前中から、関東から西の太平洋側で30℃に到達し、すでに真夏日の所が続出している。このあとは、関東から西の太平洋側を中心に30℃以上の真夏日の所がさらに増え、9月終わりとしては異例の200か所以上で真夏日になる見通し。東京都心は真夏日を解消しそうだが、29℃まで上がる予想。引き続き、運動会の練習など熱中症対策は万全に心がけたい。

全国の週間予報(ウェザーマップ)

 来週になると、朝晩を中心に涼しくなり、西日本でも最低気温が20℃を下回る日が出てくる見込み。朝晩と昼間の寒暖差が大きくなるため、服装でうまく調節することが必要になる。
(気象予報士・丸田絵里子)

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