胸に「鶴の舞橋」新制服をお披露目 五所川原商業高(青森県鶴田町)、2024年度入学生から

新しい制服を着てポーズを取る(左から)桜庭さん、小山内さん、原田さん
新しい制服のジャケットに縫い付けられたエンブレム。鶴の舞橋やツルが刺しゅうされている

 来年4月に校名を「下山学園高校」に変更する青森県鶴田町の五所川原商業高校(下山美智子校長)は27日、新1年生から採用する新制服を報道陣に披露した。男女とも、えんじ色のジャケットにネクタイを正装とし、ジャケットの胸部分には、同町の観光名所「鶴の舞橋」をあしらったオリジナルエンブレムを入れた。

 防寒やジェンダーフリーなどの観点から女子用スラックスを用意し、スカートとどちらか好きな方を選べるようにする。男女とも、冬服、夏服の上下、ワイシャツいずれも家庭用洗濯機で丸洗いが可能。ジャケットとワイシャツはアイロンがけが不要という。

 胸のエンブレムは同校教員が原案を作成した。鶴の舞橋のほか、町の鳥・タンチョウヅル、同校を運営する学校法人・下山学園のイニシャル「S」、同校設立年の「1954」の文字が刺しゅうされている。

 27日、新制服を試着した桜庭優人さん、小山内妃菜音(ひなね)さん、原田都妃(みやび)さん(いずれも2年)は「ジャケットもワイシャツも軽くて動きやすい」「えんじの色がかわいい」と感想を語った。

 同校の片岡勝教頭は「新制服は軽くて洗うのが簡単で、機能性と経済性を考えて作られている。エンブレムで鶴田町を少しでもアピールできれば」と話した。

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