スーパー「さとちょう」(青森県)譲渡18店舗の内訳判明 創業地の松森町店含まれず

 スーパー「さとちょう」24店舗を運営する「佐藤長」(本社青森県弘前市)がトライアル(本社福岡市)のグループ会社に事業譲渡する18店舗の内訳が28日、代理人の木下清午弁護士(仙台市)への取材で分かった。佐藤長創業の地にある松森町店は含まれなかった。木下弁護士は「残る6店舗は別の譲渡先を探しているが、難航している」と答えた。

 事業譲渡が決まっていないのはほかに、むつ中央店、むつ松木屋店、エコさとちょう小比内店(弘前市)、同平賀駅前店(平川市)、同大鰐店。

 木下弁護士によると、譲渡先が決まらない場合、同社所有物件は売却、賃貸物件は返却となる。

 佐藤長の関連会社「ヱスヱス商事」(本社黒石市)が運営する寿町店(黒石市)、樹木店(弘前市)は、同社とトライアルが事業譲渡交渉を続けている。

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