飼育員死亡事故で労基署調査 福島の東北サファリパーク

動物園「東北サファリパーク」=28日、福島県二本松市

 福島県二本松市の動物園「東北サファリパーク」で28日、ライオンに襲われたとみられる飼育員加藤健一さん(53)が死亡した事故を受け、福島労働基準監督署は29日、現地に立ち入り調査に入った。おりの扉が開いていたことが事故につながったとみられ、園側の安全管理体制に問題がなかったか調べる。

 東北サファリパークによると、事故は28日午後に発生。当時、加藤さんはライオンをおりに収容するため、餌を置いて誘導していた。ライオンがおりに入ったのに、何らかの理由で従業員の通路につながる扉が開いていた。加藤さんは扉を閉めようとして、おりに引きずり込まれたとみられる。

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