香山公園に2500個のキャンドル 10月7日に「山口ゆらめき回廊」 初のキャンドルアートや点灯体験も

 10月7日(土)、香山公園を舞台に「山口ゆらめき回廊~待宵(まちよい)」が開かれる。瑠璃光寺五重塔のある香山公園(山口市香山町7)の散策路にキャンドルをともす恒例の催しで、2007年に始まった。昨年までは、ライトアップされた五重塔と乳白色のキャンドルカップの中でゆらめく炎との相乗効果によって、幻想的な空間が演出されてきたが、今年は五重塔が工事中。そのため、例年とは違った内容となる。サブタイトルの「待宵」には「屋根葺き替え後の姿を楽しみにしよう」という意味が込められており、工事期間中の限定で付けられる。時間は午後6時から8時半までで、雨天の場合は中止される。

▲昨年までは五重塔と「共演」

 散策路に置かれる1000個のキャンドルに加え、今回は初めて「キャンドルアート」にチャレンジする。設置場所は露山堂付近で、本物の2分の1サイズの五重塔の「絵」を、1000個のキャンドルを使って描く。およその大きさは、縦15メートル・横7メートルだ。

 さらに「点灯体験」も実施。参加者は、(乳白色ではなく)透明のコップに入れられたキャンドルに火をともし、キャンドルアートの近くに自由に設置する。最終的な五重塔の「絵」は、「点灯体験」終了時に完成することになる。定員は先着500人で、参加受け付けは枕流亭横に置かれる本部で6時から。

 この日設置されるキャンドルの総数は2500個で、これは昨年までの2.5倍になる。設置・点灯・消灯・撤収などの作業は、大殿中や野田学園高の生徒も含む約100人のボランティアスタッフが当たる。

 問い合わせは、主催するNPO法人大路小路まち・ひとづくりネットワーク(TEL083-920-9220)へ。

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