9月定例岡山県議会は29日、本会議を再開。損傷リスクが高いとされる老朽化した橋の緊急点検費用などを盛り込む22億9800万円の2023年度一般会計補正予算案など10議案を原案通り可決し、閉会した。
伊原木隆太知事は閉会あいさつで、20日から始まった新型コロナウイルスワクチンの秋接種について「希望者が円滑に接種できる体制を確保するとともに、使用するワクチンや対象について分かりやすく広報する」と強調。県内のコロナ感染状況については「一定の感染拡大があったものの、医療の逼迫(ひっぱく)には至っていない」との認識を示した。
本会議では私学助成制度の充実強化、頻発する自然災害に対応する防災・減災対策の推進を国に求める委員会発議の意見書案2件を可決。県人事委員会委員の新任などの人事案3件に同意した。