コン・リー、日本軍の機密情報を聞き出すためオダギリジョーに近づく 「サタデー・フィクション」予告

2023年11月3日より劇場公開される、「ふたりの人魚」「天安門、恋人たち」「スプリング・フィーバー」などのロウ・イエ監督最新作「サタデー・フィクション」の、本予告が公開された。

“中国のスター女優”と“欧州側のスパイ”の2つの顔を持つユー・ジン(コン・リー)は、新作の舞台公演のため上海にやってくる。しかし、本当の目的は、新しい海軍暗号書を持って上海入りした暗号専門家の古谷三郎(オダギリジョー)から、日本軍の機密情報を聞き出す“マジックミラー計画”の実行だった。古谷の亡き妻・美代子とうり二つであること聞かされたユー・ジンは、美代子の役を演じ、任務を遂行しようとする。映像の後半では陽気なジャズで彩られた激しい銃撃戦、そして雨の中で静かに向かい合う古谷とユー・ジンの意味深な姿が切り取られている。

「サタデー・フィクション」は、太平洋戦争が勃発する直前の上海を舞台とした作品。世界各国の諜報員が暗躍していた時代を舞台に、人気女優とスパイという2つの顔を持つ主人公を中心に、当時の上海で中心とされていた劇場「蘭心劇場」で巻き起こる愛と謀略の物語を、美しいモノクロ映像で描く。2019年の第76回ベネチア国際映画祭コンペティション部門に正式出品された。

諜報員という裏の顔をもつミステリアスな人気女優の主人公ユー・ジン役には、「ムーラン」の実写版などハリウッドでも活躍するコン・リー。日本軍の暗号通信の専門家・古谷三郎役を、中国でも高い人気を誇るオダギリジョーが務める。古谷の護衛・梶原には出演映画の公開が続く中島歩。その他、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のトム・ヴラシア、「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」のパスカル・グレゴリー、台湾の国民的人気俳優マーク・チャオらが顔をそろえる。

【作品情報】
サタデー・フィクション
2023年11月3日(金・祝)よりヒーマントラスト有楽町、新宿武蔵野館、シネリーブル・池袋、アップリンク吉祥寺にて全国ロードショー
配給:アップリンク
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