内閣府が29日発表した9月の消費動向調査は、向こう半年間の消費者心理を示す消費者態度指数(2人以上世帯、季節調整値)が前月比1.0ポイント下落の35.2だった。悪化は2カ月連続。基調判断は「改善に向けた動きに足踏みがみられる」と前月の判断から下方修正した。
指数を構成する「暮らし向き」や「収入の増え方」、「雇用環境」といった4項目はいずれも前月に続いて悪化した。
1年後の物価見通しは「上昇する」との回答が93.7%と前月から変化がなかった。上昇率を「5%以上」と答えたのも51.1%と同じだった。
調査期間は9月6~20日。2人以上世帯の有効回答数は4649だった。