台風13号の接近に伴う記録的な大雨の被害に遭った人たちを支援しようと、無料で車を貸し出しするサービスが9月29日、千葉県茂原市で始まりました。
このサービスは、東日本大震災を機に宮城県の石巻市で設立された支援団体「日本カーシェアリング協会」が実施しているもので、9月8日の記録的な大雨で被災した人に全国から寄付で集まった車を無料で貸し出します。
サービス開始の29日、茂原市内の商業施設に設置された受付には、早速利用者が訪れ手続きを済ませてから車を出発させました。
協会によりますとこのサービスは完全予約制で、電話やウェブで協会に申し込むことができます。
貸し出しされる車は、乗用車と軽トラックの2種類で、乗用車は1か月ごとの更新で、最長で2024年の1月31日まで利用できるということです。
協会の吉澤武彦代表理事は「日常生活や復旧作業などの急場をしのぐためにぜひ活用してほしい」と呼びかけています。
車を借りた女性は―
「茂原は車が必要な地域なので、SNSで知ってすぐに申し込みした。生活に必要なので助かる、ありがたい」