物価高騰対策で水道の基本料金を半年間無料に 岡山・笠岡市

笠岡市は29日、物価高騰による市民生活への支援として、2023年10月から2024年3月までの半年間、水道の基本料金を全額減免すると発表しました。官公庁を除く全ての契約者、約2万1000世帯が対象です。

基本料金はそれぞれの家に配管された給水管の口径の大きさによって異なりますが、一般的な住宅だと、笠岡市の場合、1カ月1100円~2860円程度です。

笠岡市上下水道部の試算によりますと、1~2人暮らしの家庭(2カ月の使用水量約20㎥)で基本料金が減免されると、2カ月の水道代は836円に、3~4人家族(2カ月の使用水量約30㎥)で基本料金が減免されると、2カ月の水道代は2926円になるということです。

笠岡市では、水の使用量が少なく、基本料金の範囲内に収まっている家庭が約8300世帯あり、そうした家庭については水道料金が半年間無料になります。

笠岡市では「毎日の市民生活に直結する水道料金を減免して、市民に寄り添う経済支援を行いたい」としています。

市全体の総減免額は、半年で約2億4000万円になるということです。

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