8月の住宅着工、9.4%減 3カ月連続マイナス

国土交通省

 国土交通省が29日発表した8月の新設住宅着工戸数は前年同月比9.4%減の7万399戸で、3カ月連続のマイナスだった。資材高騰による物件価格の上昇などから、消費者の購入意欲が低い状態が続いている。

 注文住宅は5.9%減の2万994戸で、21カ月連続で減少した。貸家は6.2%減の2万9364戸で2カ月ぶりに減少した。

 分譲住宅は15.5%減の1万9587戸で、3カ月連続で減少した。内訳はマンションが26.4%減の7894戸、一戸建てが6.1%減の1万1589戸だった。マンションは昨年8月に大型物件の着工があった反動が出た。

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