バレーボールVリーグ2部(V2)女子のヴィクトリーナ姫路は29日、日本代表のアウトサイドヒッター井上愛里沙(28)が、同日付で新たに加入したと発表した。
24日に終了したパリ五輪予選東京大会で、日本は世界ランキング上位のトルコとブラジルに連敗し、5勝2敗で惜しくも出場権を獲得できなかったが、井上はチームの大黒柱として5連勝に貢献した。
井上は京都府舞鶴市出身。2014年に筑波大に進み、日本代表に初選出された。22年まで久光で4季プレーし、21~22年シーズンにはVリーグの日本人歴代最多得点をマークして最高殊勲選手賞(MVP)に輝いた。久光退団後はフランスリーグのサンラファエルに移籍し、経験を積んだ。
井上は既に姫路入りしており、チームを通じて「世界での経験と実績のあるアビタル・セリンジャー監督の下、一つ一つのプレーにさらに磨きをかけ、勝利に貢献したい」などとコメントした。
真鍋政義監督(姫路市出身)が率いる日本代表メンバーでは、宮部藍梨(尼崎市出身)も姫路に所属している。
また姫路は同日、日本代表セッターの柴田真果(29)の加入も発表。京都市出身で、22年までJT(練習拠点・西宮市)に在籍した。(山本 晃)