大谷、初の本塁打王が目前 残り3試合で2位と5本差

レンジャーズのガルシア=28日、アナハイム(共同)

 レギュラーシーズンが大詰めの米大リーグで、エンゼルスの大谷翔平の本塁打王獲得が目前に迫っている。3日を最後にけがで今季のプレーを終えたが、44本塁打でア・リーグのトップをキープ。28日時点で2位ガルシア(レンジャーズ)とは5本の差がある。各球団の残りはわずか3試合で、大谷を逆転するのは難しい情勢だ。

 チームが地区優勝争いをリードするガルシアは「本塁打王のことはあまり考えていない。今大事なのは試合に勝つこと」と話していたが、27日に38号、28日のマリナーズ戦でリーグ単独2位となる39号を放ち、ここ5試合で4本塁打と好調。ただ、逆転に必要な3試合で6本塁打は経験がない。38本で大谷を追っていたロベルト(ホワイトソックス)は膝を痛めて26日に負傷者リスト入り、シーズンを終了している。

 昨季62本塁打でリーグ新記録を樹立したジャッジ(ヤンキース)は27日に2発を放って37号まで伸ばしたが、28日は快音を残せなかった。今季は1試合3本塁打を2度記録しているが、差は7本と大きい。

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