吉田屋の駅弁 食中毒497人に/新たに長野でも

 青森県八戸市の駅弁製造・販売業「吉田屋」の駅弁が原因の食中毒で、八戸市保健所は29日、患者数が28日現在で1都1道1府26県の497人に増えたと発表した。27日時点から12人増えた一方、集計で重複が判明した4人分が減り、合計では8人増えた。新たに長野で患者が判明した。同保健所は29日も同社に立ち入り検査を行い、原因となった食材や菌の経路の特定などを進めた。

 1都9県で患者数に増減があった。宮城35人(1人増)、茨城8人(同)、千葉15人(2人増)、長野1人(1人増)、静岡116人(3人増)、広島42人(4人増)となったほか、埼玉53人(1人減)、東京46人(同)、福岡31人(同)、熊本10人(同)と重複が解消された。また、食中毒を発症した人が食べた弁当は1種類増え、21種類となった。

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