辺野古承認、10月4日が期限 国交相指示書が沖縄県に到着

26日、沖縄県議会に臨む玉城デニー知事=那覇市

 沖縄県は29日、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の名護市辺野古移設を巡り、斉藤鉄夫国土交通相が玉城デニー知事に送付した軟弱地盤改良工事の設計変更承認を指示する文書が県庁に届いたと明らかにした。文書は承認期限を10月4日とした。知事の代わりに国交相が承認する「代執行」手続きの一環。移設計画に反対する知事の判断が注目される。

 今月4日の最高裁判決で承認義務を負った知事が対応しないため、国交相は代執行の最初の手続きとして、19日付で承認するよう勧告。知事が27日に「期限までの承認は困難」と回答したことを受け、より強い「指示」に切り替えた。

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