コロナ病床使用率改善25.3% 岡山県内直近1週間 感染者数が減

 岡山県は29日、直近1週間(18~24日)の新型コロナウイルスの感染状況をまとめた。医療の逼迫(ひっぱく)度合いを示す病床使用率は25.3%となり、前週(11~17日、32.6%)から7.3ポイント下がった。各種指標も軒並み改善し、感染者数の減少が影響したとみられる。

 県内84の定点医療機関から報告された感染者数は973人(前週1356人)で、1機関当たりでは11.58人(同16.14人)と2週連続で減少。年代別で最多の10代(220人)は前週の465人から半数以下に減少し、重症化リスクが高い高齢層も引き続き減少傾向となっている。

 病床使用率の改善は3週連続。他の指標では入院者数が242人(前週301人)と減少し、重症者用病床使用率も20.8%と前週(25.0%)を下回った。

 県保健医療部は、5月の5類移行時の感染者数(同8~14日、126人)比では依然として高い水準にあるとして「体調が悪い場合は外出を控えるといった感染対策を続けてほしい」としている。

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