立花孝志氏、NHKの「ジャニーズ新規起用せず」方針を評価 一方で「民放は切れない」

政治団体・NHKから国民を守る党党首で、国政政党・政治家女子48党の代表権を大津綾香氏(30)と争う立花孝志氏(56)が29日、国会内で定例会見に出席。NHKの稲葉延雄会長(72)が27日の会見で、ジャニーズ事務所タレントの新規起用を当面行わないことを明言し、大みそかの紅白歌合戦出場がゼロになる可能性がでてきたことに触れ「NHKの内部でジャニーズを排除するっていう動きがあったことについては、高く評価します。新会長(稲葉氏)はまともな人」とした。

立花氏はこれまで、紅白の終了を提言。紅白にジャニーズ勢が出演した場合「受信料裁判をやります」と、提訴を予告していた。「稲葉会長がおそらく『そういうわけにはいかんでしょ』って、今NHKの中にいる人に対して、紅白もやっぱやめるべきなんじゃないかっていうことを旗振って言ってらっしゃるのかなという気がしました」と感想を語った。

さらに「NHKにもう芸能っていらないでしょ。娯楽は民間で十分。ネトフリ、YouTube…いろいろなものがある。娯楽でNHKに期待している人っておじいちゃんおばあちゃんだった。この際、ジャニーズとか出すんじゃなくて演歌歌手を集めて、ふるさと演歌大会ぐらいにした方がいい」と主張した。

ジャニーズ勢が紅白の常連だったことに「若者の視聴率というか、支持を得るためには必要だったんでしょうね」と振り返る。民放各局も、NHKが打ち出した起用方針に続くかどうかについては「NHKはそうではないが、ジャニーズは相当、テレビ局の急所を握っている。本当に切ったら、テレビ局にこんなことされましたって言うと思うんですよ。バシッと切ったらいいと思うかもしれないけれど、それはできないと思います」と推察する。

立花氏は「これはジャニーズの問題は、テレビの問題。スポンサーが、今後のテレビから逃げていくっていうのがこれからの流れ」と予言した。

(よろず~ニュース・杉田 康人)

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