円上昇、148円台後半 利益確定のドル売り優勢

 29日の東京外国為替市場の円相場は、1ドル=148円台後半で取引された。日米金利差拡大を手掛かりに円が売られる場面がある一方で、利益確定のために高値でドルを売る動きも出て、円買いが優勢となった。

 午後5時現在は前日比55銭円高ドル安の1ドル=148円76~78銭。ユーロは86銭円安ユーロ高の1ユーロ=157円78~82銭。

 米連邦準備制度理事会(FRB)による金融引き締めの長期化観測で、日米金利差の拡大を意識した円売りドル買いがあった。大手証券関係者は「利益確定のドル売りも出て、その動きが上回った」と話した。

© 一般社団法人共同通信社