首相、寄付不記載「反省」 収支報告書の訂正指示

首相官邸に入る岸田首相=29日午前

 岸田文雄首相は29日、自身が代表を務める自民党広島県第1選挙区支部の政治資金収支報告書への寄付金不記載などを巡り「反省しなければならない」と述べた。官邸で記者団に「事務的なミスだと報告を受けており、速やかに訂正するよう指示した」と説明した。

 同時に「今後とも緊張感を持って対応しなければならない。(自身の)事務所に対しても緊張感を持つよう徹底したい」と強調した。

 同支部は2021年、他の自民党支部から受けた寄付金10万円を収支報告書に記載していなかった。首相の資金管理団体と後援会の収支報告書、選挙運動費用収支報告書でも、寄付を受けた日付や団体名を間違ったケースが計9件あった。

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