次期衆院選で野党共闘は実現するのか?れいわ新選組・長谷川ういこ氏が譲れない条件を語る!選挙ドットコムちゃんねるまとめ

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2023年9月28日に公開された動画では、ゲストにれいわ新選組参議院政策委員の長谷川ういこ氏をお招きし、京都市長選挙や次期衆院選の野党共闘ついて語っていただきました。

野党共闘でれいわ新選組が譲れない条件とは?

【このトピックのポイント】
・れいわの支持率アップの理由は国政での闘う姿勢と地方議員の増加
・京都市長選挙はれいわ、維新、立憲の動きが注目ポイント
・野党共闘は選挙区の確保と政策の一致がなければ難しい

長谷川氏のプロフィールは以下の通りです。

活動の拠点は京都にある長谷川氏ですが、精力的に各地を回って活動しています。直近では東大阪市議選挙、静岡の伊東市議選挙の応援に入り、収録翌日は渋谷での対話集会に出席するとのこと。

長谷川氏は「代表ともども回遊魚と言われています」とコメントし、笑いを誘いました。

今回は以下の質問からいくつかピックアップして長谷川氏に回答していただきました。

れいわ新選組の支持率アップの理由

選挙ドットコムの調査でれいわ新選組は、この1年間で0.6%から2.3%と着実に支持率を伸ばしています。

その理由の1つとして、長谷川氏は野党として闘う姿勢を見せ続けていることに言及。山本太郎氏が暴れているシーンが取り上げられることもあり、そのことも含め一定の評価を得ていると分析しました。

MC伊藤由佳莉「存在感が際立ってきたという局面でもあると」

長谷川氏「もちろん賛否両論ありますが……(中略)プラスマイナス合わせるとプラスだったんじゃないかなと思っています」

もう1つの理由は地方議員の増加です。地方議員の活動によって、政党・政策への理解が地域で広まったことが支持につながったとコメントしました。

長谷川氏自身も地方選挙の現場で支持者の変化を感じており、政党としての支持が広がりつつあるようです。

実際、政党を盛り上げていくために地方議員の存在は不可欠です。長谷川氏は地方選挙にチャレンジする体制が整ってきたとし「根っこがはりつつある」とコメントしました。

長谷川氏は今後も国政で野党として闘っていくこと、そして地方でともに活動する議員を増やすことに意欲を見せます。

無投票当選や女性議員ゼロといった地方政治の問題点に触れ「その地域にとっていい方向に議会が動いていく形で参加していけたら、信頼感が増してくるのでは」とコメントしました。

京都市長選挙の状況

2024年2月4日に実施される京都市長選挙は、4期目を務める門川大作市長が退任を表明したことで注目を集めています。

京都市長選挙は長らく与野党相乗りの状況が続いており、前回の市長選挙ではその状況を打破すべく、れいわは福山和人氏を推薦しました。

次回の選挙についても山本太郎氏は独自候補の擁立を模索しているとのことです。

他党の注目ポイントとして、長谷川氏は維新と立憲に言及。

維新は候補擁立に意欲を見せており、維新の候補が出馬することになれば京都市民が望む新しい選挙の構図を作ることになります。そうなった場合、維新候補に大きな支持が集まる可能性に対し長谷川氏は懸念を示しました。

立憲に対しては、泉健太代表の地盤・京都で自公候補に相乗りするのかが注目されます。「ここに候補を擁立できないということは、野党第一党として力が弱いということを全国に知らしめてしまう」と長谷川氏。

れいわ、維新、立憲それぞれの動きが注目される選挙となりそうです。

野党共闘の課題は?

市民連合の呼びかけで立憲、共産、れいわ、社民が意見交換を始めたとの報道が出ています。

野党共闘について、長谷川氏はれいわが候補者を降ろすパターンが多い点に言及。選挙区に候補を擁立しなければ比例票が伸び悩み、野党共闘しない維新や参政党に対し大きく遅れを取ることになります。

長谷川氏は共倒れを防ぐための野党共闘であることは理解しつつ、れいわの選挙区を確保することができなければ野党共闘に応じることは難しいとしました。

もう1つ、野党共闘の条件として長谷川氏が提示したのは、野合と思われないための政策の一致や協定です。

前回の衆院選では消費税5%を共通政策に掲げ野党共闘しましたが、他党からは反故にするような言動も。そのことを踏まえ長谷川氏は「合意した政策に関しては責任を持って進めるという方針でないと、おいそれと協力はできない」と慎重な姿勢を示しました。

その時のわだかまりは今も党内、また応援するボランティアの中にも残っているとのこと。

選挙区の確保、そして政策の一致が野党共闘の課題となりそうです。

野党共闘の調整状況について問うと「ナイショです」と長谷川氏。「あらゆる可能性を排除しないわけですけど、ちゃんと擁立してれいわとしてしっかりと選挙戦に取り組みたいという思いもあるということですね」と含みを持たせました。

動画本編はこちら!

次期衆院選で野党共闘は実現するの?れいわの譲れない条件とは?

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