「中秋の名月」観察も 大人も楽しめる特別イベントで月の裏側を公開=静岡科学館る・く・る

<田中健太郎気象予報士>
JR静岡駅の南口にある「静岡科学館る・く・る」では展示やサイエンスショーなどを通して科学を楽しく学ぶことができます。

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9月29日は特別に「オトナ る・く・る」と題して、普段は午後5時までの開館時間を午後7時半まで延長し大人が楽しめるイベントを開催しています。

特別に用意された月のプロジェクションマッピング。現在のお月様ではないのですが、とても迫力のある立体的な月をじっくり観察することができます。

9月29日は中秋の名月です。旧暦では7~9月が秋です。この3か月間のちょうど真ん中、旧暦8月15日を「中秋」と表現します。

月の出は、静岡では午後5時38分、今回は中秋の名月が満月です。「中秋の名月」と「満月」は一致しないことも多く、次に一致するのは7年後の2030年ですから、今回は貴重な機会です。

この会場には望遠鏡があって、お月様をゆっくり観察することができます。また、望遠鏡の隣では宇宙船に乗らないと見ることができない月を見ることができます。

普段、私たちが見ているお月様。暗く見える所は「月の海」と呼ばれ、溶岩でできています。この月は、回転させて裏側を見ることができます。

私たちが見ている月は「月の海」が多く、暗い所が多いのですが、裏側は明るい部分が多い。そんなことを学べます。

大人も楽しめる「オトナ る・く・る」。次回は11月23日に開催予定です。

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