9月8日の台風13号に伴う記録的な大雨で、千葉県内では新たに、住宅の全壊被害も確認されました。
県は29日、午後4時までに取りまとめた台風13号に伴う大雨の被害状況を発表しました。
それによりますと、住宅の浸水被害は、床上浸水が777棟、床下浸水が1226棟の合わせて2003棟に上っています。
前回の発表よりも浸水被害が減ったのは、被害調査が進み、浸水被害として計上されていた住宅を半壊や一部損壊などに計上し直したためだということです。
また、茂原市や長南町で浸水や土砂の流入によって合わせて4棟の住宅が全壊していたことも確認されました。
一方、県内で唯一、開設されていた茂原市の避難所は29日朝、閉鎖されました。
ただ、交通への影響は、28か所の道路で全面通行止めが続き、鉄道も小湊鉄道といすみ鉄道で一部区間の運転見合わせが続いています。