こんろにアルミホイル、火災注意 「時短掃除」で汚れ放置危険

製品評価技術基盤機構が行った火災の再現実験(同機構提供)

 ガスこんろ周りの掃除の負担を軽くする「時短術」としてアルミホイルを敷いた際に、汚れがたまって火災などが起きているとして、製品評価技術基盤機構(NITE)が注意を呼びかけている。アルミホイルを敷いても敷かなくても汚れの放置は火災の原因になるということや、「時短術」を試す時は取扱説明書で禁止されていないかどうかを確認する、などといったポイントをまとめた動画をウェブサイトに公開している。

 NITEによると、2018年4月~23年3月に報告されたガスこんろの事故計195件の半数以上が使用者の誤使用や不注意が原因。うち43件は汚れの放置や誤った掃除の時短術による事故だった。

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