増田貴久&浮所飛貴が四人の“鬼”と対峙!「ギフテッド Season1」ついに最終回

フジテレビ系で放送中の「東海テレビ×WOWOW 共同製作連続ドラマ ギフテッド Season1」(土曜午後11:40)が、本日9月30日に最終回を迎える。クライマックスの見どころに加えて、Season1の撮影を終えたNEWS・増田貴久と美 少年/ジャニーズJr.・浮所飛貴からコメントが届いた。

増田が主演を務める「ギフテッド」の原作は、「金田一少年の事件簿」や「BLOODY MONDAY」など、数々の大ヒット作を生み出したミステリーの名手・天樹征丸氏の最新作。漫画は雨宮理真氏が手掛け、現在「なかよし」(講談社)で連載中だ。嫉心(しっしん)、復讐(ふくしゅう)、陰謀といったさまざまな人間模様が絡む殺人事件に、頭脳明晰(めいせき)な天才刑事・天草那月(増田)と、生まれながらに目視によって“殺人者”を識別できる才能(=ギフテッド)を持つ高校生・四鬼夕也(浮所)が挑む。なお、Season2は、WOWOWで10月14日から放送・配信がスタートする。

これまでバディとして多くの難事件を解決してきた那月と夕也。最終回では、夕也の母・舞歌(田中麗奈)殺害の真犯人が明らかになる。長い歴史を持つ武道「四鬼神流古武術」を受け継ぐ夕也の目には、四鬼のうち、金鬼・金田那由他(窪塚俊介)以外の3人に、人を殺めた証しである“黒い影”が見えていた。真犯人は、夕也が兄のように慕っていた水鬼・林秘影(柏原収史)なのか? そんな時、長い間行方をくらませていた那由他が突如姿を現す。舞歌が殺害された当時、那由他と秘影、そして風鬼・弓月兵馬(松井玲奈)と隠形鬼・長曾我部新(高月彩良)の間で、四鬼家に古くから伝わる掟(おきて)を巡って争いが起きていたことを知った那月と夕也は、四鬼一同を殺害現場に集める。

Season1のクライマックス、那月と夕也が四鬼を集めて舞歌の死の真相を解き明かしていくシーンでは、彼らが集めた証言や新たに出てきた証拠などから、那月の頭の中でパズルのピースが一つ一つつながっていく。そして、真実を知った夕也は一気に感情を爆発させる。

今回の真実にたどり着くためのキーワードは、「ペルソナとシャドウ」。これは精神科医・ユングが提唱した概念で、人が他者と接する時に演じる姿が「ペルソナ」、そして「シャドウ」はその反対にある闇の側面。このキーワードを基に、舞歌殺しの真実を推理すれば、真犯人にたどり着けるはず。ついに、四人の鬼が集結し、 四鬼家の驚くべき真実が明らかに。那月と夕也が最後にたどり着いた、思いもかけない真実とは?

最終回のもう一つの見どころは、夕也と水鬼・秘影が四鬼神流古武術で相対する迫力あるアクションシーンだ。惣領である夕也は、四鬼と呼ばれる4人の師範代と共に、忍術の流れをくむ四鬼神流古武術の使い手で、浮所は第1話の冒頭から、通常のアクションとは異なる古武術に挑戦してきた。

そんなアクションシーンで監修を務めた大道寺俊典氏は「四鬼神流古武術は戦国時代の忍者を起源に、かつては暗殺なども行っていたという設定になっています。監督からは従来の古武術に、より実践的に相手を倒すような要素を取り入れた『オリジナルの拳法』を作ってほしいという依頼がありました。そこで中国拳法などさまざまな要素も取り入れながら、独自の型を考案しました」と話す。夕也が習得した型だけでなく、四鬼それぞれにオリジナルの型も考案したのだとか。

実は、浮所のアクション監修は本作が初めてではない。「約3年前から毎年お仕事でご一緒しているので、こちらの要望をすぐに理解してくれます。気心も知れているし運動神経もいいので、非常にやりやすいですね。バック転なども簡単に決めてくれます。アクションシーンでは毎回入念なリハーサルを行いますが、本番は一発OKということも少なくありませんでした」と振り返った。

一方の増田に対しては「那月は『頭脳明晰だけど運動神経はイマイチ』という設定。でも、増田くん自身はステージでのダンスを見ても分かる通り、『動きの勘』がいいんですよね。那月がアクションに関わるシーンもあるのですが、なかなか運動神経が悪いように見えなくて…。アクションに関しては、むしろ増田くんの方が大変だったかもしれません」と話し、続けて「そんなことも知っていただくと、今後の『ギフテッド Season2』のアクションシーンも楽しんでいただけると思います」と語っている。

Season1が最終回を迎えるにあたり、増田は「すべての回に言えるのですが、那月が容疑者たちと対峙(たいじ)する長いシーンが印象的でした。止むに止まれぬ事情を抱えて罪を犯した相手に、那月がどんな気持ちで接しているのだろうという『バランス』を、常に考えて演じていました。セリフも毎回膨大にあったのですが、今でも最初の頃のセリフが出てくるくらい、どれも思い出深いですね」と回顧。

片や、浮所は「僕は第1話で自転車に乗ってデリバリーのアルバイトをするシーンがあったのですが、ものすごい坂を上ったのが忘れられないですね」と吐露。撮影が終わったら足がパンパンだったそうで、「デリバリーで食事を届けてくださる方々への感謝の気持ちが、それまで以上に増しました」と述べた。加えて「アクションシーンも印象的です。道場で稽古をするシーンは1日にまとめて撮影したのですが、終わったら腕がパンパンで…」と言いかけたところで「疲れた話ばかりですね(笑)」と気付き、思わず苦笑。

バディとして過ごしたお互いのことを問われると、「浮所くんと本格的に仕事をするのはほぼ初めてでしたが、意外というか、歯を磨いたり食事をするタイミングが明らかにヘンなんですよ。『そろそろ行きますよ』というタイミングで歯磨きを始めたりするので。それと、毎回大きなバッグを持って現場に来るんだけど、あれ一体何が入ってるの?」と増田が質問すると、浮所は「えーと、パソコンとか台本とか…」とナチュラルに返答しつつ、「ちなみに僕の増田くんに対する印象は、肌がめちゃくちゃ奇麗ってことですね。毎朝メーク時間が一緒だったんですが、スッピンの肌が特に奇麗なんです。いい意味でずっと変わらないというか、その肌感をキープし続けているのはすごいなぁと思いました」と続けた。

あらためて最終回に向けて、増田は「Season1は、1話完結のスタイルをとりつつも、夕也のお母さんのことだったり、四鬼神流のことなどを軸に展開してきました。最終話ではそれらの問題が結末を迎えるわけですが、那月がどのように解き明かし、夕也がそれをどう受け止めるのか。そんなところに注目してもらえたらいいですね」、浮所も「第7話までに夕也の母の事件に関するヒントが散りばめられていて、那月と夕也はそれをパズルのピースのように組み合わせてきました。あと1ピースぐらいのところまできたんですけれど、最終話では思いもしなかった結末が待っています。僕も台本を読んだ時に、『えっ!? こうくるの?』と驚かされました」とそれぞれ説明し、期待感をあおる。

さらに、これからスタートするSeason2に関して、浮所が「今度は1話完結ではなく、全体を通して大きな敵に立ち向かう展開になるので、新しい気持ちで臨むことになると思います」と話し、増田も「Season2から新たに登場するキャストの方も多いので、そうした皆さんと一緒に素晴らしい作品を作っていきたいですね」と真摯(しんし)にコメント。

続けて、浮所は「那月のお父さんも登場し、新たな謎が生まれるんですよね。そこに夕也がバディとしてどう関わり、那月と共にどう解決していくのか。そしてアクションシーンもこれまで以上に組み込まれているので、そうした部分にも注目してもらいたいです」、増田は「Season1を撮り終えてスタッフの皆さんとも仲良くなって、楽しい現場になっています。Season2も、皆で一緒に素晴らしい作品を作れるよう頑張ります!」と意気込みを新たにしている。

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