「負ければ即死」な世界的メガヒットシリーズ最新作『ハンガー・ゲーム 0』日本公開記念! 秋の夜長に観たい“デスゲーム”映画&ドラマ名作5選

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全世界原作売上1億部!『ハンガー・ゲーム』シリーズ

世界的メガヒットシリーズ『ハンガー・ゲーム』の最新作『ハンガー・ゲーム 0』が今冬、全国公開されることが決定。ということで、絶大な人気を誇る“デスゲーム映画”の名シリーズ最新作の日本公開を記念し、同ジャンルのおすすめ映画&ドラマ5作を改めてご紹介したい。

デスゲームは日本のお家芸? 世界に影響を与えた名作も

――『バトル・ロワイアル』(2000年)で空前の大ブームを巻き起こし、『イカゲーム』(2021年)で再び注目を集めた“デスゲームもの”は、今や不動の人気ジャンルとなっている。“負ければ即死”という極限の状況下で、生き残りを懸けて戦う人々の姿はスリル満点だ。

デスゲームものは作品によって、ド派手なアクションや頭脳戦、心理的な駆け引きを伴うチーム戦など、単なるジャンル映画にとどまらない魅力がある。今回は、ゼロ年代以降に話題をさらった国内外の名作をピックアップ。酷暑を乗り切った秋の夜長にデスゲームをイッキ観して、冬の『ハンガー・ゲーム 0』公開に備えよう。

2000年代

『バトル・ロワイアル』シリーズ(2000~2003年)

1999年にベストセラーとなった高見広春の小説を、『仁義なき戦い』などで知られる名匠・深作欣二によって翌年映画化。中学生同士が殺し合う、という過激な内容のため、国会で本作の規制に関する質疑応答が行われるなど、社会問題に発展し話題を呼んだ。生徒役に若き日の藤原竜也や柴咲コウ、山本太郎などが出演し、また教師役にはビートたけしが抜擢された。小説を原作としたストーリーは第1作目のみで、その後の続編は映画オリジナルのストーリーになっている。

【あらすじ】
新世紀の某国では経済的大不況により失業者が増え、全国で学級崩壊、家庭崩壊が起き、また不満を爆発させた子供たちによる少年犯罪が問題になっていた。暴徒化する子供たちを恐れた大人は、「BR法」と呼ばれる新世紀教育改革法を制定。それは、全国の中学校から無作為に選ばれた3年生のクラス内で、最後の一人になるまで殺し合いをさせる……という内容だった。

『ソウ』シリーズ(2004年~)

これまでシリーズ9作品が製作され、2023年9月29日から全米で記念すべき第10作目の新作『SAW X(原題)』も公開される、サスペンススリラーの名作。グロテスクなシーンだけでなく、謎解き要素のあるストーリー、そして極限のデスゲームという、スプラッター、ミステリー、スリラーなど様々なジャンルの要素が詰め込まれた、デスゲーム好きには必見のシリーズ。

【あらすじ】
連続猟奇殺人鬼“ジグソウ”に選ばれた参加者は、気がつくと残忍なゲームに参加させられていた。そのゲームは生きて帰ることが不可能なほど残虐な内容で、参加者たちは正気を失っていく。死が差し迫る極限の状況に置かれた人間たちが繰り広げる衝撃の展開――。そして“ジグソウ”の正体はいったい誰なのか、彼らはその正体を突き止めることができるのか。

2010年代

『ハンガー・ゲーム』シリーズ(2012~2015年)

スーザン・コリンズの小説を原作とし、小説・映画ともに世界的人気を誇る『ハンガー・ゲーム』シリーズ。主人公のカットニス・エバディーンにはジェニファー・ローレンスが起用され、彼女の出世作となった。弓矢を使ったアクロバティックなアクションと壮大な物語は、サバイバル映画のなかでも傑作と評価されている。

【あらすじ】
舞台は近未来の国、パネム。そこでは富裕層が12の貧しい地区を支配し、その住民たちによる反乱を防ぐため、毎年各地区から少年少女を1名ずつ選び、最後の1人になるまで戦わせる“ハンガー・ゲーム”を開催していた。第74回ハンガー・ゲームで第12区の代表となったカットニスは、得意の弓矢を使って壮絶なサバイバルゲームを生き抜いていく。

2020年代

『今際の国のアリス』(2020年~)

原作は2010年から2016年にかけて少年雑誌に連載された麻生羽呂による人気コミックス。2020年にNetflixで実写ドラマ化され、山崎賢人や土屋太鳳などをはじめとした豪華なキャストと、没入感のある独特な世界観で話題を呼んだ。2022年には待望のシーズン2が配信され、日本初のNetflixオリジナル作品として全世界で最も視聴された作品となり、シーズン3の制作も決定している。

【あらすじ】
主人公のアリスは高校時代の友人2人と渋谷に出かける。しかし、あることをきっかけに渋谷の街は無人化し、“今際の国”に変わり果てていた。そして3人は強制的に命を懸けた “げぇむ”に参加させられることとなる。アリスは“げぇむ”の中でウサギと呼ばれる女性プレイヤーに出会い、この世界の謎を解こうとするが、その先には衝撃の事実が待ち受けていた。落ちこぼれで怠惰な生活をしていたアリスが、生きることに向き合い、戦う物語。

『イカゲーム』(2021年~)

世界94ヶ国で1位を獲得し、社会現象となったNetflix配信の韓国ドラマ。タイトルの由来は1970~1980年代に韓国の小学生の間で流行した、イカの図形の中で攻守に分かれて戦う“イカゲーム“から。シーズン2の配信が待たれている現在だが、6月に行われたNetflixグローバルファンイベント「TUDUM2023」では、予告映像と新キャストが発表され、全世界から熱い反応が相次いだ。

【あらすじ】
事業に失敗し、多額の借金を抱えるギフン。ある日、ギフンは地下鉄で謎の人物に一獲千金のゲームに参加しないかと話しかけられ、参加を決意する。ゲームに集まったのは、お金に困っている456人の年齢も職業も様々な人々。何も知らない参加者たちはゲームが進行していく中で、これが負ければ“死“が待ち受けるデスゲームであることを知る。賞金と生き残りを懸けて、醜い人間たちの争いが繰り広げられていく。

全世界待望のシリーズ最新作『ハンガー・ゲーム 0』今冬公開

世界が待ちわびた最新作は、『ハンガー・ゲーム』シリーズの前日譚で、これまでのシリーズで国家パネムの独裁者として描かれてきたコリオレーナス・スノーを中心とする物語。野心あふれる若き青年スノーが闇堕ちするきっかけとなった第10回大会を舞台に、過酷で過激な新たなデスゲームの幕が上がる――。

【あらすじ】
舞台はこれまでのシリーズのヒロイン、カットニス・エバディーンがプレイヤーとして志願する64年前の物語。第10回ハンガー・ゲームで第12地区の贄として選ばれた、か弱き少女ルーシーと彼女の教育係に任命された18歳の少年スノー。若き優等生のスノーと、新たなヒロインとなるルーシーが、生死を懸けたゲームで精神的に追い詰められていく中、2人は徐々に惹かれ合っていく。しかし、「人は生まれつき善意を持っている」と信じるルーシーは生き残る為に歌で戦うが、「勝利こそ全てだ」と考えるスノーはのし上がる為に野心を燃やしていく。なぜ彼は冷酷な大統領に闇落ちしてしまったのか……?

『ハンガー・ゲーム 0』は今冬、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー

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