十五夜の29日夜、県内は高気圧に覆われて晴れ、1年で最も月が美しいとされる「中秋の名月」が明るく夜空を照らした。
十五夜は旧暦の8月15日を指し、秋の収穫を祝う意味があることから「芋名月」とも呼ばれる。中秋の名月は必ず満月になるというわけではなく、しばしば日付が前後する。国立天文台によると2021年から今年まで3年連続の満月だったが、次回は2030年になるという。
山形市内では東側の山並みに厚い雲がかかっていたが、午後8時過ぎから時折、雲の隙間に満月が確認できた。十五夜に次いで美しいとされる十三夜は来月の27日となる。