「生産日本一」を誇る茨城県笠間市産栗の魅力を発信する「かさま新栗まつり」(儲(もう)かる笠間の栗産地づくり協議会主催)が29日、同市笠間の笠間芸術の森公園のイベント広場で始まった。モンブランなどのスイーツや栗菓子、焼き栗、おこわなど栗にちなんだ商品を販売するテントが立ち並び、多くの人でにぎわった。
今年で17回目になる同まつりは、これまで週末の2日間で実施していたが、今回初めて平日を含む3日間で開催。出店数も昨年より多い57店に。食べ物が多いが、陶器などの工芸品もある。いが栗を使ったダーツなど体験型の催しもある。
スイーツ系は特に人気で、搾りたてのモンブランを求め、長い行列ができている店もあった。列に並んでいた同県常陸太田市の武藤美奈さん(26)は「去年食べておいしかったので」と話した。
10月1日まで。30日は会場内のステージで、笠間を含む栗で有名な全国6産地のモンブランの人気ナンバーワンを決める「全国モンブラン大会」が午前11時から開かれる。