中秋の名月、中津城を照らす優しい光【大分県】

中津城を優しく照らす中秋の名月=29日午後6時21分、中津市二ノ丁

 29日は「中秋の名月」。旧暦8月15日の夜に見える月を指し、一年のうちで最も美しいとされる。県内はおおむね晴れ、各地で満月を眺めることができた。

 中津市の中津川に架かる小祝橋では、中津城と月を写真に収めようと、愛好家らがカメラを構えた。近くの会社員中島幸男さん(55)は「雲一つなく、きれいに見ることができて良かった」と話した。

 国立天文台(東京都三鷹市)によると、満月と中秋の名月の日付が重なるのは3年連続。

 大分地方気象台によると、30日の県内は気圧の谷や湿った空気の影響で、次第に雨の降る所がある。

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