開花遅れ「間もなく見頃」 茨城・水戸の偕楽園 萩まつりは10月1日閉幕

白萩を楽しむ来場者=水戸市常磐町

「水戸の萩まつり」(水戸観光コンベンション協会主催)が開かれている茨城県水戸市の偕楽園で、萩の花が咲き競い始めている。偕楽園公園センターなどによると、今夏の猛暑の影響で花が咲くのが遅れ、現在も開花は半分程度にとどまる。まつりは10月1日に閉幕を迎えるが、同協会は「間もなく見頃を迎える」としている。

園内の萩は、水戸藩9代藩主徳川斉昭が仙台藩から譲り受け、園の創設とともに植えたとされる。宮城野萩を中心に白萩や山萩、丸葉萩など計約750株が見晴広場周辺などで楽しめる。

園内では淡い紫や白の小さな花を見つけ、秋の情緒を感じ取る来園者の姿が見られた。

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