レッズのクロールGMが編成本部長に昇格 ミーダーがGMに就任

予想以上の大健闘でシーズンの最後の最後までワイルドカード争いに加わっている今季のレッズ。レギュラーシーズンの終了が近づくなか、日本時間9月30日にレッズはニック・クロールGMが編成本部長に昇格することを発表した。また、クロールGMのもとでGM補佐を務めていたブラッド・ミーダーが上級副社長兼GMに昇格することも発表されている。レッズは7月にデービッド・ベル監督と3年間の延長契約を結んでおり、安定した体制でさらなるチーム強化を進めていくことになりそうだ。

編成本部長への昇格が決まったクロールは「現在のチームを築き上げるまでの数年間、不眠不休の努力を続けてきた仲間たちとともに、とてもワクワクしている。今後も前進し続けられることを願っている」とコメント。「継続できることは素晴らしいことだ。この組織では、才能の発掘、選手の育成など、多くの人々が本当に素晴らしい仕事をしている」と自身の昇格を喜ぶとともに、同僚への賛辞を惜しまなかった。

レッズは新型コロナウイルスのパンデミックの影響で球団経営が打撃を受けたこともあり、ルイス・カスティーヨ、ジェシー・ウィンカー、エウヘニオ・スアレス、ソニー・グレイといった主力選手を放出するなど、予算を縮小したうえでのチーム再建を強いられた。その一連のトレードのなかで、スペンサー・スティアー、クリスチャン・エンカーナシオン=ストランド、ノエルビ・マルテといった若手有望株を獲得。エリー・デラクルーズやマット・マクレーンといった若手有望株の活躍もあり、今季はワイルドカード争いに加わっている。

現在45歳のクロールは、今季がレッズで過ごす21年目のシーズン。もともとは2003年にスカウティング部門のスタッフとして採用され、着実にステップアップして2018年5月にGMに就任した。今後は編成本部長としてフロントオフィスの指揮を執ることになるが、GM補佐からGMに昇格したミーダーとの役割分担について、クロールは「ミーダーをもう少しメジャーレベルに関わらせることになるが、それほど大きな変化はないだろう」との見通しを示している。

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