ホンダのミドルサイズクロスオーバー「ZR-V」のキャディバッグ積載量を調査する。北米で販売されている「HR-V」の日本仕様として、2023年から国内での販売をスタート。ヴェゼルよりもひとまわり大きなボディサイズと落ち着いたエクステリアが特徴であり、日本市場では「CR-V」の後継モデルとなる。
パワーユニットは、1.5リッター直列4気筒ガソリンターボと、2.0リッター直列4気筒直噴ガソリンに2基の電気モーターを組み合わせたハイブリッド「e:HEV」をラインアップ。フロントワイドビューカメラや、前後8基のソナーセンサー、レーダーを備えた安全運転支援システム「Honda SENSING」が、全モデルに標準装備される。
【調査ルール】
・キャディバッグを積んだ状態で、その本数と同じ人数が乗車できること
・キャディバッグはフルセット入った状態で、ドライバーなどを抜くのはNG
・後部座席にはみ出して積むのは安全性の観点からNG
・基本的に9.5型のツアーバッグを使用し、入らない場合スタンドバッグも使用
ラゲッジルームはどんな感じ？
少し寝かされたハッチゲートは、バンパーレベルで開閉し開口部はスクエア。フロアと開口部の段差は小さく、積み降ろしがしやすい開口部地上高を実現している。荷室は奥行きがあり、段差のないフラットな空間を確保。サスペンションの張り出しは大きめだが、左側にはくぼみが設けられている。
5名乗車時の荷室容量は408リットル（「e:HEV」は395リットル）。6:4分割可倒式リアシートを収納することで、フラットかつ広大なスペースが出現する。荷物を置いてクルマから離れると、自動でハッチゲートが閉まる、予約クローズ機能が付いた「パワーテールゲート」も装備する。
ホンダ「ZR-V」のゴルフバッグ積載量を調査
1個目の積み方
1個目はラゲッジの奥行きと幅を活かし、左側のくぼみを使って搭載。
2個目の積み方
2個目は左側のくぼみとオーバーハングを使って、1個目の手前に搭載。
3個目の積み方
3個目は奥行きを活かしつつ、1個目と2個のツアーバックの上に斜めで搭載。3個を搭載した状態でも、後方視界は確保された。
調査結果
ヴェゼルよりも大柄なボディサイズということもあり、ラゲッジルームは幅も奥行きも十分。シートを倒すことなく、3個のツアーバックを飲み込んでみせた。開口部地上高が、高めに設定されているため、積み下ろしのしやすさも好ポイントと言えそう。
【動画】キャディバッグ積載方法（ホンダ編）
車両スペック
ZR-V e:HEV Z FF 車両本体価格：388.3万円（税込）
ボディサイズ(mm)｜4,570×1,840×1,620
ホイールベース(mm)｜2,655
車両重量(kg)｜1,580
エンジン｜直列4気筒
排気量(cc)｜1.993
最高出力(kW〈PS〉/rpm)｜104〈141〉/6,000
最大トルク(N･m〈kgf･m〉/rpm)｜182〈18.6〉/4,500
モーター｜交流同期電動機
モーター最高出力(kW[PS]/rpm)｜135［184］/5,000-6,000
モーター最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm)｜315［32.1］/0-2,000
調査に使用したキャディバッグ
ブリヂストン BRIDGESTONE プロレプリカモデル（CBG301）
型／9.5型、対応長さ／47インチ、口枠／6分割、セパレート／3分割、タイプ／カート、素材／（本体）合成皮革（口枠）ポリエステルメッシュ、重さ／4.5kg
■キャディバッグ積載量調査とは
車の購入やレンタルを検討する際、我々ゴルファーの最重要チェックポイントは「キャディバッグが何個積めるか？」。そこで、皆さんに代わって国産人気車種の積載量を徹底調査。加えて「積みやすさ」も採点する。
