日本製鉄・呉地区が全設備を停止72年歴史に幕 広島

日本製鉄瀬戸内製鉄所呉地区は、30日で72年の歴史に幕を下ろします。跡地の活用方法は決まっていません。

日本製鉄は広島県呉市の瀬戸内製鉄所呉地区について、30日にすべての設備を停止します。

日本製鉄は2020年に生産体制の効率化を図るとして閉鎖方針を発表し、2021年9月に高炉を停止していました。

閉鎖発表時には協力会社などを含め3300人が働いていましたが、10月には1060人まで削減される予定です。

広島県によりますと、すでに離職した人のうち約9割は再就職が決まったということです。

今後は約10年かけて解体作業が行われますが、マツダスタジアム約36個分とされる跡地の活用方法は決まっていません。

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