レアル・ソシエダで開幕から素晴らしい活躍を続けている久保建英。
Transfermarktでは彼の市場価値を2500万ユーロ(40億円)に設定しているが、同じ2001年生まれで最も市場価値が高い選手たちを調べてみた。
ブカヨ・サカ
市場価値:1.2億ユーロ(189.6億円)
アーセナル所属、イングランド代表FW、2001年9月5日生まれ
ロンドンの生え抜きで、クラブだけでなく代表でも主力になっているレフティウィング。
デビュー当初は左サイドバックとして起用されていたこともあるが、現在は圧巻のスピードとキレを武器に右サイドからカットインして相手守備陣を恐怖に陥れる。冨安健洋と右サイドでいいコンビを組んでいたことも。
ナイジェリアにもルーツを持っており、ブカヨという名前は『神様が人生に喜びを加えてくれる』という意味だそう。
地元のライバルであるチェルシーやトッテナムからも関心を寄せられていたが、父親がアーセン・ヴェンゲルが大好きだったこともあり、サカ本人もアーセナルしか眼中になかったそう。
ロドリゴ
市場価値:1億万ユーロ(158億円)
レアル・マドリー所属、ブラジル代表FW、2001年1月9日生まれ
174cmと小柄ながらアタッキングセンスに溢れる秀英。
サイドが主戦場だが、レアルのカルロ・アンチェロッティ監督は、センターフォワードとしての資質も高く評価している。
昨年にはネイマールから10番の後継者に指名されたと自ら明かした。
「ネイマールから言われたんだ。『俺は代表チームを去るから、10番は君のものだ』ってね。彼に何て言えばいいのか分からなかった。ちょっと気恥ずかしくて笑ってしまったけれど、何て答えればいいのか分からなかった。もう少し長くプレーしてもらわないといけませんと伝えたよ。(10番は)今は欲しくありませんと。すると、彼は笑っていたよ」。
なお、ロドリゴは父が16歳の時にできた子供であり、サッカー選手だった父エリッキさんは2012年にサンパウロ州選手権でネイマールと対戦したこともある。
なお、その父エリッキさんは息子をバルセロナに移籍させることに合意していたものの、ロドリゴ本人がレアルのほうを選んだ。
クヴィチャ・クヴァラツェリア
市場価値:8500万ユーロ(134.2億円)
ナポリ所属、ジョージア代表FW、2001年2月12日生まれ
昨季、1989–90シーズン以来となるスクデット獲得を獲得したナポリで大暴れしたドリブラー。
昨夏に加入した当初はほぼ無名の存在だったが、スピードと切れ味鋭い突破を武器に大ブレイクし、セリエAの年間MVPまで手にした。
CLではリヴァプールDFトレント・アレクサンダー=アーノルドを裏街道でぶっこ抜くなどズタズタにしている。
短いソックスも特徴。背番号が77番なのは、クリスティアーノ・ロナウドへの憧れから。本当は7番がよかったが、すでに空いていなかったので77にしたとのこと。
ただ、今年3月のトリノ戦以降は代表戦を含めてもノーゴールが続いている。
ガブリエウ・マルチネッリ
市場価値:8000万ユーロ(126.3億円)
アーセナル所属、ブラジル代表FW、2001年6月18日生まれ
アーセナルが18歳で青田買いしたアタッカー。もともとブラジルの天才少年として知られ、2017年にはマンチェスター・ユナイテッドに招待されトライアルも受けたことがあった。
左サイドを主戦場とするウィングでスピードと運動量を兼ね備える。ブラジル代表のチッチ監督は「個人技とトランジションの速さがある」と評価していた。
昨季はリーグ戦だけで15ゴールと得点力も向上させ、得点源にもなれることを証明。
フィジカルなイングランドでのサッカーに適応するために、7~8キロ体重を増強した。パーソナルトレーナーや自宅でのジム機器、厳しい食事管理などで、筋肉量だけを増やしたと豪語している。
意外にも、アーセナルではアルゼンチン人GKエミリアーノ・マルティネス(現アストン・ヴィラ)がよく世話をしてくれたそう。
美人彼女のイザベラさんは現役医学生。
エンソ・フェルナンデス
市場価値:8000万ユーロ(126.3億円)
チェルシー所属、アルゼンチン代表MF、2001年1月17日生まれ
昨年末のワールドカップでアルゼンチン代表の優勝に貢献し、大会の最優秀若手賞を受賞するなど一躍名を上げた。
あのメッシから「スペクタクルな選手」と賞賛されると、1.21億ユーロ(190億円)もの移籍金でチェルシーが獲得。
アルゼンチン人らしくエネルギッシュにプレーして攻守に貢献する。中盤ならどこでもこなせるサッカーIQを持ち、ビジョンやパススキルだけでなく、守備センスやパーソナリティにも優れる。
リーベルでプレーしていた当時は重度の乱視でよく見えない状態でプレーしたが、ベンフィカに移籍する前日に手術を受けて、視野が激変したとか。
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ただ、チェルシーではチームが混迷していることもあり、ベンフィカ時代ほどのインパクトは放てていない。マウリシオ・ポチェッティーノ監督は、まだ英語に苦労しているとも話している。
とはいえ、ベンフィカ時代にはポルトガル語を話せない状態でもすぐにピッチ上の“指揮官”になったほどの能力を持っている。