今年の「宇治茶」はいかに? 京都・宇治で恒例の品評会、出来栄えをチェック

出品茶を口に含み、味を確かめる審査員たち(宇治市宇治・宇治茶会館)

 宇治茶の仕上げ技術を競う「宇治茶品評会」の審査会が、京都府宇治市宇治の宇治茶会館であった。加工・ブレンドした308点が出品され、審査員が出来栄えを厳しくチェックした。

 製茶業者などでつくる府茶協同組合が商品価値の向上などを狙いに毎年開いており、45回目。玉露と煎茶、抹茶の原料となる碾茶(てんちゃ)の3部門があり、今年は府内25社が参加した。

 会場には茶葉を置いた皿や注いだ茶を入れた茶わんがずらりと並んだ。審査員は口に含んだり鼻を近づけたりして、味や香り、葉の色などを入念に確認していた。

 各賞の授与式と茶商向けの出品茶の販売会は10月18日に同会館で行われる。

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