【速報】温泉郷の繁栄願い「献湯祭」 世界遺産の熊野本宮大社(和歌山県田辺市)で

和歌山県田辺市の世界遺産、熊野本宮大社で30日、神前に温泉の湯を供え、自然の恵みに感謝し温泉郷の繁栄を願う「献湯祭」が行われた。熊野本宮温泉郷の旅館、民宿計18軒の代表者らが泉源からくんだ「一番湯」を本殿前に置かれた大だるに注ぎ入れ、巫女が舞を披露した。熊野本宮温泉郷は、熊野詣での参拝者が湯で身を清めた温泉として伝わる。世界遺産に登録された「つぼ湯」がある湯の峰温泉と川湯温泉、渡瀬温泉の三つからなる。

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