AI規制巡り国連管轄の対話へ 10月、京都でIGF会議

インターネット・ガバナンス・フォーラムの概要

 政府は10月8~12日、AIの利用や規制などを議論する国連管轄の政策対話の枠組み「インターネット・ガバナンス・フォーラム」(IGF)を京都市で開催する。岸田文雄首相が出席する見通し。日本が主導するG7の枠組み「広島AIプロセス」で年内に策定する国際的な行動指針に議論を反映する。

 IGFではAIやインターネットの幅広い課題について、民間企業や学術界の関係者を交えて話し合う。人間に代わって文章や画像を自動で作る生成AIが急速に普及する中、偽情報や人権侵害といった問題への懸念が強まっている。AIの不正な利用や開発のリスクを減らすため、拘束力のある基準や規制についてIGFで協議する。

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