街の落書き消して犯罪防げ 東京・目黒、高校生らが参加

落書きの除去作業に取り組む高校生=30日午前、東京都目黒区

 犯罪抑止や景観改善につなげようと、警視庁目黒署と地元高校生らが30日、東京都目黒区の東急電鉄中目黒駅周辺で落書きの除去作業に取り組んだ。小さな秩序違反の放置が凶悪犯罪の発生につながるという「割れ窓理論」を基にした活動。署は落書きは建造物損壊容疑などに当たるとして注意を呼びかけている。

 「NO GRAFFITI MEGURO」と銘打たれた30日の活動には約70人が参加。スプレーによる文字や絵で汚された高架下の壁面や駅近くの民家の塀など計3カ所で、高校生らは1時間以上かけて、除去剤を使って雑巾で丹念に拭き取るなどしていた。

落書きの除去作業に取り組む高校生=30日午前、東京都目黒区

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