“Jへの門番”と化す昇格組浦安、首位Honda撃破で暫定4位&12戦無敗! 特例J3ライセンスの新宿はラストプレーで…【JFL第23節】

[写真:©︎CWS Brains, LTD.]

30日、日本フットボールリーグ(JFL)第23節の2試合が行われた。

◆“止まらない昇格組” 8位 ブリオベッカ浦安

開幕9試合で0勝3分け6敗とダントツ最下位だった浦安。ところが、第10節でソニー仙台FCを叩いてから勢いに乗り、前節までの11試合で7勝4分けと無敗をキープし、都並敏史監督率いるチームは今節とうとう首位Honda FCまで撃破した。

均衡を破ったのは身長173cmと小柄ながらも抜群のフィジカルを誇るMF伊川拓。ボックス手前で元FC東京のFW林容平から横パスを受け、地を這う右足シュートをゴール左隅へ突き刺した。さらに55分、DF小泉隆斗のアーリークロスにMF伊藤純也が頭から飛び込み、貴重な追加点をゲットする。

日本代表戦があるたびに何故かSNSの通知が鳴り響くという男の追加点からほどなくしてHondaに1点を返されるも、浦安は2-1で守り切って2連勝&12試合無敗に。順位は暫定ながらも4位まで浮上した。6年ぶりにJFLへ帰ってきた浦安、企業クラブではないが、Hondaやソニーと並ぶ“今季のJへの門番”となりつつある。

◆“試金石となる一戦で…” 4位 クリアソン新宿

その一方、スタジアム問題を抱えながらも特例でJ3ライセンスが交付された新宿。J3参入に向けては「JFL2位以内」が最低条件となったわけだが、今節はその2位に座るソニーとのホームゲーム。試金石となる一戦は味の素フィールド西が丘で開催された。

FW大﨑淳矢やDF瀬川和樹といった名の知れた選手もスタメンに名を連ねたなか、試合は0-0のまま進み、とうとう後半アディショナルタイムへ。90+5分、ソニーのMF秋元佑太にボックス内から右足シュートを叩き込まれ、これが実質的なラストプレーに。弾みをつける必要のあった重要な一戦を0-1で落としている。順位も前節0-1で敗れた浦安にかわされて5位転落だ。

◆第23節
9月30日(土)
Honda FC 1-2 ブリオベッカ浦安
クリアソン新宿 0-1 ソニー仙台FC

10月1日(日)
[13:00]
ラインメール青森 vs 沖縄SV
東京武蔵野ユナイテッドFC vs FCティアモ枚方
ヴェルスパ大分 vs ミネベアミツミFC
鈴鹿ポイントゲッターズ vs FCマルヤス岡崎
高知ユナイテッドSC vs レイラック滋賀FC

※今節試合なし
ヴィアティン三重

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