イタリアで開かれる食の祭典「テッラマードレ」の日本版が30日、宮城県富谷市で開かれた。スローフードをテーマに、有機米を使った日本酒や、いぶりがっこ、シカ肉など日本各地に根付く食材が振る舞われ、参加者は生産者の思いを感じながら舌鼓を打った。
会場では静岡県の伝統的なところてんや徳島県の雑穀を紹介。約50の団体が出店した。各テントの前では、生産者が客に食品の作り方を詳しく説明していた。蜂蜜採取のため富谷市で繁殖活動をするミツバチについての講演会もあった。
「テッラマードレ」とはイタリア語で「母なる大地」という意味で、イタリアのトリノで開催されている食イベント。
